スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局  at 

2011年01月17日

今年も大島邸でよろしくお願いいたします

こちらの「さがファンブログ」では今年初めてのUPです。

こちらのブログを始めたきっかけは、ツイッターに連動していたからでした。
最近Yahooブログでもそれが出来ることが分かりまして、専らYahooブログのお世話になっています。

このブログを閉じようかとも思いましたが、もう暫くこのままで置いておこうと思います。

12月の議会ですったもんだしながら、移築保存と決まったようです。
しかし移築先はまだ決まっていません。
移築先が決まって、再建されるまでは決して目を離せません。

その後の大島邸シリーズをYahooブログでお届けしています。
そちらの方をご覧ください。

屋敷森は12月にばっさりと切り倒され見る影もありません。
解体(ほどき)が1月から始まります。
その前に解体(ほどき)の見学会があるそうです。



まずは1月22日に茶室。2月11日には母屋の見学会です。
寒いので完全防寒していかないといけません。
皆様のご参加をお待ちしています。

現在の様子です。








情けない光景です。

しかし、大島小太郎の曾孫の方のYahooブログの書き込みに救われました。
そのままご紹介します。
「先日、教えてもらいこのブログを知りました。フジと同じく大島小太郎の曾孫にあたるものです。数年前に学会が福岡であった際に、足を伸ばして唐津に伺いました。その日は唐津銀行本店が改装のためしばらく休館になる最後の日でした。幼いときに父と松露まんじゅうを店先で食べた記憶がよみがえりました。

8ミリ映像に写っておりました、父が鏡山にあると記憶していた大島小太郎翁の銅像の位置が判明し感謝しております。残念ながら銅像は第二次世界大戦の折、供託徴用されたようですね。

今回の大島邸の保存に多くの方が努力して頂き感謝しております。
文化財として移築保存が決まって安堵しております。
現場保存が最善であるのは言うまでもありませんが、曾祖父が生きていたら、恐れ多くて移築依頼をしてくる人もいない(笑)とは思いますが、小学校のためにとお願いされたら、唐津の発展に迷いもなく力を尽くしてきた曾祖父なら、喜んで実家の土地を提供したと思います。
移築された新しい大島邸を、その昔、曾祖父の見守る中で遊んだ記憶のある父と訪れることが出来ますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。」

この上は恥ずかしくない大志小学校の新校舎の完成を望みます。



(本当にこんな設計でよいのだろうか・・・・・・・。)  

Posted by 珠取  at 16:55Comments(0)文化・教育

2010年12月16日

その後の大島邸 1

11月はおくんちで、こちらのブログはすっかりご無沙汰しておりました。

11月分をまとめて報告いたします。

朝日新聞 2010年11月10日

旧大島邸の移築保存
市教委が建具を外す
   監修者に連絡なく

 移築保存の方針が決まった唐津市西城内の旧大島邸のふすまと障子など建具約160点が、解体を監修する西和夫・神奈川大名誉教授への連絡がないまま、市教委職員らによって外されていたことが9日、わかった。市民団体「大島邸を保存する会」は同日、市の責任を問う「質問と要望書」を坂井俊之市長あてに提出した。市教委は「解体前の準備作業」と釈明している。
 市教委によると10月25日、邸内の16室のふすまと障子約160枚を文化課職員らがジャッキなどを使って取り外して別の場所に保管。8月ごろからは、額縁、ついたて、びょうぶなどの家具5点も取り出して保管していたという。
 市教委が設置した「旧大島邸の活用を考える懇話会」(馬渡雅敏会長)は、先月6日にまとめた報告書の中で、「専門家の監修、指導のもとに丁寧な解体保存を行う」と明記。馬渡会長は「懇話会アドバイザーの西名誉教授の監修を受ける」と論議をまとめた。坂井市長も西名誉教授の監修の下での解体の方針を確認していた。
 ところが懇話会後、市から西名誉教授への連絡は無く、報告書も送られていなかった。市教委は「ふすまなどの取り外しは、解体前の準備。西名誉教授には解体の日程が決まってから連絡するつもりだった」と釈明している。
 これに対して、西名誉教授は朝日新聞の取材に対して、「今後、解体をどう進めるかについて、みんなで知恵を出し、力を合わせなければならない時期。市からは、監修について相談もなく心配になっている」と話した。
 また、旧大島邸は今月6日から、邸内の樹木約370本の伐採・移植などの作業が本格化し、既に約20本の立ち木が切られた。庭園にあった高さ約6㍍の常緑のモッコクの木も根本から切られ、これを見た「保存する会」の会員は「見る影もない」と残念がっていた。  (田中良和)



西日本新聞 2010年11月10日

解体情報の連絡徹底を
 大島邸を保存する会
 唐津市に要望書提出

 小学校の校舎新築に伴い移築される唐津市西城内の「旧大島邸」をめぐり、市民団体「大島邸を保存する会」(山崎久美子代表)は9日、市に対し、解体工事に関する情報通達の徹底などを求める要望書を提出した。

 同邸の活用法を考えるため10月まで計4回開かれた懇話会では、「懇話会の助言者を務めた西和夫神奈川大名誉教授が解体を監修する」との意見で一致していた。

 市は10月25日、邸内の障子やふすま計約160枚を取り外したが、「解体工事の前段階の作業」として西教授に連絡しなかった。

 同会は「解体に含まれる」と指摘し、(1)解体工事に関する対応窓口を明確にしてほしい(2)解体に関するすべての情報を西教授に報告すべき-などと要望した。田島龍太市教育副部長は「解体前の準備作業で連絡は必要ないとの判断だった。ふすまなどは正式な方法で丁寧に取り外した」と話した。


朝日新聞 2010年11月19日

旧大島邸庭石移設
きょうから始まる
 市教委、「監修者へは連絡」

 移築保存の方針が決まった唐津市西城内の旧大島邸の庭園の庭石と灯寵(とうろう)などの移設作業を19日から始めると、同市教委が18日、発表した。
 市教委によると、移設されるのは庭石約150個、灯籠10基、石柱と五重塔が各1基。19日に市教委の文化財専門員らが業者が現場で打ち合わせ、庭石などに番号を付ける「番付作業」をした上で、22日から移設するという。
 同邸のふすまなどの建具を解体監修者の西和夫・神奈川大名誉教授に連絡しないまま、市教委が取り外したことが問題になったが、今回は、西名誉教授への連絡はすませたという。旧大島邸の解体工事の入札は25日に実施される予定で、12月上旬に着工、来年2月下旬に終える予定になっている。


佐賀新聞 2010年11月22日

旧大島邸、移築作業進む 庭石や樹木を搬出
 
 市民らの要望を受けて移築保存方針が決まった佐賀県唐津市の「旧大島邸」の移設作業が進んでいる。市教委は今月上旬から樹木の移植・伐採を行い、22日には庭石の搬出も始まった。建物は専門家の監修の下、12月上旬から解体される。建材や庭石、移植可能な樹木は2月末までに保存施設や市有地などに移される。 

 これまでに樹木326本のうち移植が可能な53本をいったん市有地などに移し、搬出や移植が困難なものは伐採した。22日からは飛び石や景石などの庭石約150個のほか、石灯ろう14基、石柱、石塔各1個の搬出が始まった。市教委職員立ち会いの下、造園業者が地中の御影石などを掘り出し、運び出している。 

 建物の解体は西和夫神奈川大名誉教授が監修し、12月初旬に始まる。既にふすまや障子など建具を保存施設に移した。西名誉教授と市の文化財専門員、業者が取り扱いの注意点や作業手順を確認しながら2月末まで行う。





大島邸の保存とまちづくりを考える講演会のご案内です。
唐津が一番華やぐ唐津神社秋季例大祭「唐津くんち」が11月2.3.4日終わり、唐津の町はまた落ち着いたよい町に戻りました。

おくんちのことは後ほどブログにUPするとして、またまた大島邸で恐縮です。

先月の22日でしたか、佐賀で建築士学会全国大会が開催されました。
その時「大島邸を保存する会」の会員さんが西村さんのまちづくりに対する発表を聞き、感銘を受けられ、是非とも唐津の皆さんに聞いて貰わねばということで、西村さんに唐津の講演をお願いされたそうです。

講師の西村浩氏のプロフィールはこちらです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%9D%91%E6%B5%A9

11月23日 祝日です。
13:30開場 14:00開演
唐津市民会館大会議室

西 村 浩 氏
■プロフィール
1967年 佐賀市生まれ
1993年 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
現在 株式会社ワークヴィジョンズ代表
   北海道教育大学芸術過程特任教授
   東北大学工学部・日本大学理工学部非常勤講師


建築・土木・まちづくり等、常に「まち」を視野にいれ、分野を超えてモノづくりに取り組むデザイナー。
昨年竣工した北海道の「岩見沢複合駅舎」では、鉄道の街としての記憶を紐解きつつ、市民とともに駅舎
づくりに関わり、日本建築学会賞(作品)、グッドデザイン賞大賞、BCS 賞(建築業協会賞)、鉄道建築協
会賞最優秀作品賞、北海道建築賞、北海道赤レンガ建築賞など多数の賞を受。その他、長崎水辺の森公園(橋
梁群担当)、三重県鳥羽市海辺のプロムナード、広島市平和大橋歩道橋(国際コンペにて最優秀賞受賞後、
現在設計中)等、全国各地で活躍中。
岩見沢複合駅舎|北海道岩見沢市
鳥羽海辺のプロムナード「カモメの散歩道」
 まちにとって「変わらない価値」をもつ駅舎とは何か?2005年の「岩見沢駅舎建築デザインコンペ」のお題目である。
考えてみれば、現在の疲弊したまちの様相は「変わり続ける価値」に翻弄され続けてきた結末だ。
 2000年12月、3代目岩見沢駅舎消失後、8年余りの時を経てようやく竣工した、市民待望の4代目岩見沢複合駅舎。
「鉄道の街」という岩見沢発祥の記憶を見つめなおし、未来を見据えるこの駅舎は、JR北海道、行政、市民との協働によって誕生した。
 建築という枠を超えて「まち再生」に向かう約4年間のプロジェクトの全貌と、これからの建築の可能性、まちの歴史に根ざしたまちづくりにおける市民活動ついて、私見を交えて紹介する。

● 大島邸の未来が心配
やっと残ることになったのに、私たち市民は どう動いていいかわからない
まちの人に声をかけようと思っても、どう声をかけていいかわからない 
これまでのように 誰かが決めるのを待っているだけではいけない
だから わたしたちが動きだすための一歩をみつけたい
大島邸の未来に
わたしたちが直接かかわっていく方法をみつけ出したい
西村浩氏を講師に招き、まちづくり活動のあり方と、大島邸保存についてお話をうかがいます。

これは聞きに行かなければなりません。

ということで、新聞記事

毎日新聞 2010年11月22日

講演会:まちづくりテーマ
 佐賀出身の建築家、西村氏が
--唐津市民会館 


 佐賀市出身の建築家・西村浩氏(43)の講演会「大島邸の保存とまちづくりを考える」(大島邸を保存する会主催)が23日午後2時、唐津市民会館で開かれる。

 西村氏は東京大学大学院工学系研究科修士課程を修了。現在は設計事務所のワークヴィジョンズ(東京都)代表。焼失した北海道岩見沢市の岩見沢複合駅舎づくりにかかわり、日本建築学会賞やグッドデザイン賞大賞などを受賞している。

 講演では「まちづくりをどうするか?」をテーマに、市民と行政が手を携えていくにはどうしたらいいかを、岩見沢市などの事例を紹介しながら話す。

 入場料は500円。問い合わせは保存する会の山崎久美子会長090・4510・4127。【原田哲郎】



佐賀新聞 2010年11月24日

市民参加で歴史の記憶を未来へ まちづくり講演会

 旧大島邸の保存運動を契機に、唐津市の歴史遺産を生かしたまちづくりを考えようと、佐賀市出身の建築家西村浩さん(43)を迎えた講演会が23日、唐津市民会館で開かれた。西村さんは「市民参加で過去を掘り起こし、未来へ受け継ぐ努力を」と提言した。

 西村さんは「かつては街の歴史が個性だったのに、高度成長期の均質な整備で市街地はどこも似たように衰退した」と指摘。「断絶された歴史の記憶をつないでいくのが私たちの役割」として、市民や行政と連携して手掛けた北海道の岩見沢駅や三重県鳥羽市の海辺のプロムナード整備などを紹介した。

 そのうえで、「市民協働の手法で仲間が広がり、まちづくりに“自走力”が生まれた。地域のアイデンティティーを取り戻すには、市民の力が欠かせない」と訴えた。講演会は「大島邸を保存する会」(山崎久美子会長)が企画、約50人が参加した。






読売新聞 2010年11月23日

旧大島邸庭石
移設始まる

唐津市西城内の大志小学校舎改築に伴って移築保存される旧大島邸で、庭石類の移設が22日から始まった。
12月上旬までに終了。この後、建物の解体に入り、来年2月頃まで行われる予定。
 庭石類は、邸内を歩く際の飛び石、庭から家へ入る際の靴脱ぎ石、灯籠、石塔など約170個。大半が御影石製で、大きいものは4,5トンもあるという。いずれも業者が前もって番号を貼り付けたうえ、北と南側に赤い印を付けており、再現しやすいようにしている。
 この日は、作業員が庭石類にロープなどをかけて、4トントラックのクレーンでつり上げ、二台に慎重に載せていた。


朝日新聞 2010年11月25日

大志小の改築工事
12年度にずれ込み
     唐 津 市

唐津市は24日、来年度までに終える予定だった市立大志小学校の改築工事が遅れ、2012年度までずれ込むと発表した。隣接する旧大島邸解体を巡る協議などに時間がかかったためと説明している。
 市によると、大志小の改築工事は10月に着工の予定だったが、来年1月着工に変更。今年度は、移築保存が決まった旧大島邸の「慎重な解体」を中心に工事を進め、小学校の校舎新築の本格工事は来年度に回す。旧校舎の解体を含めた工事が終わるのは12年9月の予定。総事業費約12億7600万円に変更はなく、新校舎での授業開始は予定通り12年4月1日という。
 改築工事の入札は17日にあり、唐津土建・井手共同企業体(JV)が約6億7千万円で落札している。




NHK佐賀 2010年12月7日

旧大島邸解体始まる
移築することが決まった唐津市にある明治中期の和風建築、旧大島邸の解体作業が7日から始まりました。
唐津市にある「旧大島邸」は明治中期の和風建築で隣接する小学校の改築のため取り壊される予定ですが保存を求める住民などの意見を受けて市は別の場所に移築して保存する方針を決めています。
7日は市や土木建築の関係者などが集まり、建物の解体が安全に進むよう祈願しました。
このあと解体作業を監修する建築史学会の元会長で神奈川大学の西和夫名誉教授が柱などに番号などを書き込んでいく番付打初式と呼ばれる作業を行い解体作業がスタートしました。
建物の解体は来年2月末までかかるということで西名誉教授は「一つ一つの作業を慎重に進めて行きたい」と話していました。
12月07日 20時24分


佐賀新聞 2010年12月8日

「旧大島邸」解体始まる
  2月末までに完了予定
 移築保存の方針が決まった佐賀県唐津市の明治期の木造建築物「旧大島邸」の解体工事が7日、始まった。2月末までの予定で、西和夫神奈川大名誉教授が監修する。着手は当初計画から5カ月遅れたが、解体後に建設される大志小の新校舎は、予定通り2011年度内に完成できるという。

 旧大島邸は一部2階建て、延べ床面積約450平方メートル。建材はすべて保管し、土壁は崩して再利用する。作業員10~15人に加え、西名誉教授と同大の研究生ら5人が常時交代で監修する。

 瓦などの構造物や建材を上から順に取り外し、木材には位置や方角を示す番付と呼ばれる札を打ちつける。外側に見える木材は梱包(こんぽう)し、市内の保管場所に運ぶ。解体工事費は4300万円。

 7日は安全祈願があった。神事の後、監修メンバーが作業に取りかかる番付打ち始め式を行い、作業手順を確認した。西名誉教授は「小学校改築に支障をきたさないよう、段取りを工夫して無駄なく取りかかりたい」と話した。



朝日新聞 2010年12月8日

移築保存の旧大島邸
柱に番付札
解体始まる

 移築保存が決まった唐津市西城内の旧大島邸を解体する工事が7日、始まった。解体作業を監修する西和夫・神奈川大名誉教授らがさっそく、番号を書いた「番付札」を柱に取り付けた。
 旧大島邸は、明治時代中期の和風住宅で、木造平屋一部2階建てで延べ床面積約450平方㍍。解体作業は「映画のフィルムを逆回しするように、建てたときとは逆に作業を進める」(西名誉教授)。瓦から始めて、天井板や柱など約5千点の部材をすべて外して別の場所に保管し、移築場所に運んで組み立てる。その最初の作業が、柱に「い一」などの番号札を付ける「番付打初式」だ。
 工事は11月25日の入札で、唐津土建が約4300万円で請け負うことが決まった。実際に作業を進める10~15人の大工が、西名誉教授らの監修を受けながら、部材に傷をつけないよう作業を進める。
 西名誉教授は「一番大事なのは、建物を再現すること。いまは、ほどくのが始まっただけ」と話した。解体は来年2月末までに終える予定だ。



毎日新聞 2010年12月9日

旧大島邸:解体始まる 部材「番付札」取り付け

 移築保存される唐津市西城内の和風建築・旧大島邸の解体工事が始まった。現在は解体を監修する西和夫神奈川大名誉教授らが部材の位置を示す「番付札」の取り付け作業を進めている。解体工事は来年2月までに終える予定。
 作業は西名誉教授ら監修メンバー6人と解体業者10~15人が柱や天井板などに「い一」などと書いた札を取り付けている。部材は約5000点あり、すべて外して別の場所に保管される。
 同邸は旧唐津銀行頭取など務めた大島小太郎の自邸。明治時代中期の和風住宅で木造一部2階建て、延べ床面積約450平方メートル。【原田哲郎】


議会が始まりました。
気になりますね。


佐賀新聞 2010年12月11日

旧大島邸の移築
財政と整合性を
    唐津市

 唐津市議会では、旧大島邸の問題などについて、5議員が質問した。
 旧大島邸は小学校改築に伴う解体が市議会で決まっていたが、市は反対運動の高まりから懇話会を設置、移築保存に向け基本構想をまとめることに方針転換した。
 これに対し「3月議会で保存を求める請願は不採択だったのに、議会が知らされないまま保存が決まっている。大きな方針転換が市役所内でも十分に論議されていない。多額の支出が必要となる保存は将来の財政計画とも整合性がとれなくなる」との指摘があった。
大谷正広教育部長は「議会への配慮が足りなかった」と陳謝したうえで、「今後は基本構想の検討委員会で十分検討し、議会の理解を求めたい」とした。


現状の大島邸をご覧ください。





  


Posted by 珠取  at 16:06Comments(0)文化・教育

2010年10月30日

旧大島邸の活用を考える懇話会の報告書

唐津はというか、旧唐津の旧市街地はおくんちを迎えるばかりとなりました。
台風もそれ、二日の宵山からお天気の心配もしなくて済みそうです。

今朝
[唐津市ホームページ]情報配信メールが届きました。

● 唐津市ホームページ 情報メール配信サービス ●

 配信日:2010/10/30
============================================================

■□ 新着情報 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

(1) 旧大島邸の活用を考える懇話会 報告書
http://www.city.karatsu.lg.jp/article.php?articleid=06214200012871074921027409698

おくんち前お忙しいとは存じますが、ちょっと覗いてみてください。
  

Posted by 珠取  at 19:06Comments(2)文化・教育

2010年10月28日

大島邸:歴史と文化の杜!

ここの姉妹サイト山内薬局のぼちぼちブログに次の書き込みがありました。

大島小太郎の歴史と文化の杜が消えてしまうという話を昨日、辻さんからお聞きしました。残念でならないのと無力感から以下のページを取り急ぎ作りました。多くの方にリンクいただければ幸いです。

http://www.npo-machiken.com/ooshimatei.htm

ちょっと覗いてみてください。  

Posted by 珠取  at 14:29Comments(0)

2010年10月25日

大島邸 ポストカードができました。

先日ご紹介しました全国まちづくり会議2010で販売しました
大島邸のポストカード、残部僅少だそうです。



大島邸保存のために、建築史家の先生に相談をしたり、現地に来ていただいたり
それらの旅費や滞在費、お礼など、そして先生方との勉強会やシンポジウム開催経費など
これまで保存する会が負担をしてきた活動費用をなんとかしようと
ポストカードをつくり、支援金をお願いしております。
よろしくごお願いいたします。



当店にもございます。
ご来店をお待ち申し上げます。


  

Posted by 珠取  at 16:18Comments(0)文化・教育

2010年10月25日

大島邸 まだ釈然としない

世間をお騒がせしております大島邸問題。

「大島邸の活用を考える懇話会」では移築保存と決定。
市長に報告書を提出し、それに対し市長は来年度に移築場所や財源、活用法などを考える「基本構想検討委員会(仮称)」を、市民や建築の専門家、市職員らで発足させる考えを示し、「3年以内の着工を目指したい」とした。(朝日新聞)
ということで今はおさまっているようですが、果たして議会が承知しているのでしょうか。

私が4月5月と市に出した手紙(市は要望書としておられる)に対する回答が9月に届きました。

要望内容
大島邸を現地保存できるよう、大志小学校改築計画を変更すること

要望回答書
 大志小学校は校舎建設から55年を経過しており老朽化が著しく、耐震診断の結果、崩壊の恐れがある危険な建物であると診断されております。また、運動場も極端に狭く、教育環境の改善が急務となっているものでございます。
 一方、旧大島邸の今後の活用につきましては、「旧大島邸の活用を考える懇話会」において、広く意見を伺うことにしておりますので、ご理解の程お願いいたします。
(唐津市長  担当課:教育委員会 総務教育課)

私は大志小学校設計変更を訴えたんですが、それに対しても懇話会に任せなさいとの回答。この度の懇話会では移築保存という方向性だけが認められたわけで、学校設計変更に関しては、もう触れないで諦めなさいと言うことと受け止めました。

どうも腑に落ちない。


保存運動を始めた昨年の11月。もっと早く保存運動が起これば何とか仕様があったのにという声も耳にしました。
果たしていつ言うチャンスがあったのか探るべく、大島邸関係のこれまでの経緯をメモしてみました。(修正版)
http://tamatorijisi.web.fc2.com/oosimamemo.html
知るチャンス、聞くチャンスが果たしてあったでしょうか。




当初は南北に長い敷地に南北に長い校舎を建てる設計であったところ、校舎は南向きでないといけないと言う意見が出て、設計変更されてこのような複雑な構造になったと聞きます。複雑になれば建設費もふくらみ、耐震に対する補強もそれだけ増え、何はさておき不審者などに対する管理、生徒の安全面に対する対策が必要になります。(教育委員会はこれに対して各教室にインターホンを設置するとして問題解決したとしております。おかしな話です。)

本当に市はこれで良いと思っているのでしょうか。
PTAは何故黙っているのでしょうか。
私は未だに腑に落ちません。
もうこれに関しては口を閉ざさねばならないのでしょうか。


大島邸を保存する会がポストカードを作りました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ismarchism/61239529.html
当店でもご用意しております。ご来店をお待ち申し上げます。
  

Posted by 珠取  at 12:21Comments(0)文化・教育

2010年10月14日

全国まちづくり会議 受賞

朝日新聞 10月14日朝刊

旧大島邸を保存する会
全国まちづくり2位
 「最後まで目光らせる」

 唐津市西城内にある旧大島邸の保存運動に取り組んできた市民団体「旧大島邸を保存する会」が、9、10日に熊本市内で開かれたNPO法人日本都市計画家協会(事務局・東京都)主催の「全国まちづくり会議」で、49の参加団体のうち第2位にあたる「全国まちづくり賞」に選ばれた。会場で発表をした会長の山﨑久美子さん(58)は「励みになる。旧大島邸がちゃんと復元されるよう最後まで目を光らせていきたい」と語った。
 「保存する会」は会場の崇城大学市民ホールで、旧大島邸紹介のパネルや絵はがきを展示。山崎さんがこれまでの会の保存活動や、かつて居住していた大島小太郎について約10分間、参加者にプレゼンテーションをした。
 受賞は、約130人の参加者の投票で決まった。山﨑さんの発表を聞いた、京都市の町家保存に取り組んでいる団体の女性から「いまの時代に逆行していませんか」との質間が出た。旧大島邸の現地保存が実現しなかったことを指してのものだが、山﨑さんは「やっとここまで来ました」と答えたという。
 「保存する会」は今年3月に発足、2千人余の署名を集めて旧大島邸の解体も含む大志小学校の改築工事への公金支出差し止めを求める住民監査請求をするなど、旧大島邸の保存活動を続けてきた。

  

Posted by 珠取  at 09:06Comments(0)文化・教育

2010年10月14日

懇話会の決定報告書を市長に提出

朝日新聞 10月13日朝刊

旧大島邸移築提言の報告書提出
唐津市、検討委設置へ


唐津市西城内にある旧大島邸の解体計画を巡り、市民の意見を聞いてきた「旧大島邸の活用を考える懇話会」の馬渡雅敏会長は12日、「旧大島部を城内地区に全面的に移築保存する」とした報告書を坂井俊之市長に提出した。これに対して、坂井市長は、移築先などを決定する基本構想検討委員会を来年4月にも設置して提言を具体化する方針を表明した。
 報告書は、旧大島邸の歴史的・文化的評価について、懇話会アドバイザーの西和夫・神奈川大名誉教授を団長とする学術調査団の報告書を基に、「全国的に第一級の近代和風建築物」と評価。旧唐津銀行の創立者で、鉄道敷設や唐津港整備に功績のあった大島小太郎(1859~1947年)の自邸を残すことは重要な意義があるだけでなく、「唐津の歴史的まち並みに付加価値を与える」とした。
 旧大島邸は、庭園の石灯寵やつくばいなどを含めた「全面的な移築保存」とし、西名誉教授の監修の下に解体し、城内地区の大島小太郎ゆかりの地への移築を望むとした。具体的な移築先は市が設置する有識者や市の担当者らによる基本構想検討委員会で約1年をかけて検討し、必要な予算措置を議会に求める方針だ。
 復元の時期について馬渡会長は、同市の合併特例債を使えるのが2014年度までであることに加え、解体した部材が変形しないよう「3年以内」が望ましいとした。また、財源として、市民から集めた寄付などを基にした基金の活用も提言っした。
 市長は唐津港近くの歴史民俗資料館、名護屋城跡周辺の陣跡、唐津焼発祥の地とされる北波多の「古窯の里」など、市内の歴史的な建物などの整備も、同時に進めると明言。来年4月にも研究会を立ち上げる考えを明らかにした。



佐賀新聞 10月13日朝刊

唐津市の旧大島邸 城内地区に移築へ


 唐津市の大志小改築に伴う旧大島邸の保存について、活用策を考える懇話会は12日、城内地区への移築保存を求める最終報告書を市に提出した。坂井俊之市長は、解体後3年をめどに移築できるよう検討委員会を立ち上げて基本構想をまとめる考えを示した。解体か、保存かで揺れた問題は、移築保存で決着した。 

 報告書は旧大島邸の価値を「明治中期の意匠の優秀さと特徴を示し、全国的にも第一級の近代和風建築物」とした上で「原則として全面的な移築保存」を提言した。移築場所は城内地区とし、専門家が監修することも求めた。

 移築時期は、西和夫神奈川大名誉教授の「解体後3年以内が望ましい」という意見を踏まえ、できるだけ速やかに基本構想を策定することを求めた。移築後は「市民や観光客が利活用できる施設とする」とし、管理運営に市民の意見が繁栄できる仕組みを取り入れることや、市民が募金などで移築保存に貢献できるよう基金の設置も盛り込んだ。 

 懇話会の馬渡雅敏会長から報告書を受け取った坂井市長は、来年度に移築場所や財源、活用法などを考える「基本構想検討委員会(仮称)」を、市民や建築の専門家、市職員らで発足させる考えを示し、「3年以内の着工を目指したい」とした。 

 市は11月から邸の解体に着手。建材は市内の施設で保管する。坂井市長は「今回の議論を契機に、旧郡部を含む他の歴史的建物や史跡などの整備も進めたい」とし、検討委とは別の研究会を設置する考えも示した。 

 旧大島邸は、隣接する大志小の改築に伴い、解体することになっていた。保存を求める声が上がり、市は7月に懇話会を設置。市民グループやまちづくり団体、市関係者ら12人が協議してきた。 

 邸の保存を求めてきた郷土史家の中里紀元さんは「解体に異議を唱える市民の声に権威のある学者が立ち上がり、文化的、歴史的価値を有していることが再認識された。市はこれまでの経過を重く受け止め、価値が損なわれることがないよう庭園も含めた丁寧な移築をしてほしい」と話した。



毎日新聞 10月13日朝刊

旧大島邸:唐津市長、移築に前向き
 懇話会「速やかに城内に」


 唐津市の和風建築物・旧大島邸の保存活用で、坂井俊之市長は12日、移築保存に前向きな姿勢を示した。また「旧大島邸の活用を考える懇話会」は市長に「ゆかりのある城内地区にできるだけ速やかに移築することが望ましい」とする報告書を提出した。

 報告書は、馬渡雅敏会長が坂井市長と大塚稔教育長に手渡し「報告書を尊重し、速やかな対応を」と要望。坂井市長は「新年度に基本構想の検討委員会を設置し、移築場所やどのように残していくかなどを考えていきたい」と述べた。

 報告書では「第一級の近代和風建築物で(所有者だった)大島小太郎は(旧唐津銀行頭取などを務め)唐津の歴史上重要な人物。自邸が残されることは意義がある」と歴史・文化的に評価した。

 市は同邸を解体し市立大志小の新校舎を建築する計画。今月下旬から樹木の伐採と移植に入り、大島邸解体は11月上旬から約2カ月間を予定している。【原田哲郎】


  
タグ :大島邸


Posted by 珠取  at 09:03Comments(0)文化・教育

2010年10月07日

大島邸 最後の懇話会、移築保存 12日に市長へ報告

昨日の「第4回 大島邸の活用を考える懇話会」関連の記事が
新聞各社取り上げてくださいました。



朝日新聞 10/7 朝刊

旧大島邸「3年内に城内移築」
懇話会が結論

バトンは唐津市・議会へ

 唐津市西城内の旧大島邸の解体計画を巡り、市民の意見を聞く「旧大島邸の活用を考える懇話会」の第4回会合が6日あり、「全面的に移築保存」するとの結論をまとめた。馬渡雅敏会長が12日、坂井俊之市長に報告書を提出する。これを受けて、市は11月に旧大島邸の解体工事に着手する予定だが、解体後の移築復元には新たな予算措置が必要で、提言が実現できるかどうかは市と市議会の対応がカギになりそうだ。
 最終回となったこの日の懇話会では、前回の会合で「移築保存」で合意したのを受けて、市に提出する報告書案を巡って意見を交わした。移築先は、旧高取邸などがある城内地区が望ましいということで一致。移築後の活用方法については、観光資源としてだけではなく、「唐津の歴史や文化を学習・体験できる場」とすることなどが新たに盛りこまれた。
 問題となったのは、旧大島部を解体、保管した後の移築の時期。懇話会アドバイザーの西和夫・神奈川大名誉教授が「解体した部材(材木)は時間を置くと、暴れてしまって簡単には組み上げられなくなる」と、できるだけ早い時期の組み立て再現が必要だと指摘。具体的には「3年以内」と述べた。このため、財源の活用しやすい時期に加えて、「復元部材の変形など技術的な観点」も考慮して時期を決めることにした。
 また、移築保存のための市民の寄付などによる基金の設置、施設の管理・運営に「市民協働」の仕組みを採り入れるなどの点も報告書に盛りこまれた。移築場所については今後、市役所内に設けられる委員会などで決めるという。
 会合に出席した大塚稔教育長は、報告書がまとまった後、「趣旨を尊重してできるだけ実現できるような道を探っていきたい」と述べた。


--------------------------------------------------------------------------------


佐賀新聞 10/7 朝刊

旧大島邸、移築先は城内地区に
 懇話会が最終報告案


 佐賀県唐津市の大志小改築に伴う旧大島邸の移築保存について、活用策を考える懇話会は6日、移築先を城内地区とし、市民らが利活用できる施設とすることなどを盛り込んだ最終報告書案をまとめた。12日に市に提出する。

 懇話会は4回目。前回までに建物全体を移築保存することで意見が一致したことを踏まえ、馬渡雅敏会長が用意した報告書案に沿って議論した。

 移築場所は、武士住宅の面影を残すことや、旧高取邸などと一体となった観光資源と位置づけ、城内地区とした。庭園の石灯籠(どうろう)やつくばいなどもできる限り移築することも盛り込んだ。

 移築時期は市の財政に配慮し「(合併特例債など)有利な財源を効果的に組み合わせて活用できる時期」としながらも、建材の変形なども考慮してできるだけ速やかに基本構想を策定するよう求めることにした。アドバイザーの西和夫神奈川大名誉教授は「解体後3年内にできればいいと考える」とした。

 移築後の管理運営については、市民の意見が繁栄できるよう市民協働の仕組みを取り入れることを提言。「歴史や文化を学習・体験できる場として市民や観光客が利活用できる施設とする」とした。

 西名誉教授は「邸と大島小太郎に付随する古文書などが豊富に残っており、邸と資料を活用すれば今後のまちづくりや観光にも役立つ」との報告書を作成。懇話会の報告書とともに市に提出する。

 市は10月中旬を予定していた邸の解体を11月に変更、工期は1月中旬までの予定。大塚稔市教育長は「報告書が提出されれば、関係部局と相談し、できる限り実現できる道を探っていきたい」と話した。


--------------------------------------------------------------------------------

読売新聞 10/7 朝刊

旧大島邸移築保存、唐津市長に報告へ
懇話会最終会合


 唐津市西城内の大志小校舎改築に伴って解体される旧大島邸の活用を考える懇話会(馬渡雅敏会長、12人)の最終会合が6日開かれ、邸の移築保存という報告書をとりまとめ、12日に市長と教育長に提出することにした。これを受け市は近く、移築保存に関する基本構想委員会(仮称)を発足させ、移築の規模、具体的な活用策などを決める。
 報告書では、旧大島邸について、全国的に見ても第一級の近代和風建築物であり、多くの観光客をひきつけている唐津の歴史的街並みに付加価値を与えるなどと評価。移転先は、武士住宅の面影を残す城内地区を望むとし、時期についてはできるだけ速やかにとした。懇話会アドバイザーの西和夫神奈川大名誉教授は、解体した部材が変形することなどから3年以内が適当と指摘している。
 基本構想委は、懇話会のメンバーらにも入ってもらう方針で、移転先やその土地利用などを決める。報告書に盛り込まれた基金の設置、市民協働の仕組みを取り入れる管理・運営などについても具体的に詰める。
 旧大島邸は、邸内にある約300本の樹木が今月末から伐採、移植が行われ、建物は11月上旬にも解体が始まる予定。

--------------------------------------------------------------------------------

西日本新聞 10/7 朝刊

移築保存意見書
唐津市に提出へ
「旧大島邸」活用懇話会


小学校の校舎新築に伴い解体が決まっている唐津市西城内の「旧大島邸」の今後の活用法を考える懇話会が6日、同市大名小路の唐津商工会館であり、「全面的に移築保存すべき」との意見を最終的にまとめた。懇話会は今回で終了し、12日に意見書を市に提出する。市は11月上旬から同邸解体に着手し、懇話会の意見を参考に活用法も検討する方針だ。
 解体は懇話会のアドバイザーを務めた西和夫神奈川大名誉教授が監修する。西教授は「部材は時間を置くと変形し、活用が困難になる。邸宅の復元工事は3年以内がめど」と注文を付けた。
 また活用法については、①まちなかの観光資源②唐津の歴史、文化の学習の場とし、管理・運営については、市民による基金の設置を挙げた。馬渡雅敏会長は「市は、唐津を大切に思う市民の意見を十分にくみ上げてほしい」と話した。


--------------------------------------------------------------------------------


以上。移築保存という線で大島邸を残すという意見書を12日に市長に提出され、それから市や議会が判断するという運びのようです。

まだ移築保存が決定したわけではありません。


--------------------------------------------------------------------------------

大志小学校の新校舎設計に関しては全く変更される気配はありません。
大島邸完全移築保存が決まれば、解体部材の一部を使って作法室を作るという、行政が言われる「生かし取り」は出来なくなります。

5日の佐賀新聞「私の主張」に投稿された方の考えが普通なら正論なんですが、多額の補助金がらみの学校建設。額が多くなればそれだけ市税もつぎ込まなければならないのですよ。「これだけ多額の費用をかけて新しい校舎を作れるんだから、文句ないよね。」と教育委員会がPTAや地域住民に言い含めて有無を言わせないような感じ。実はおかしな話です。大島邸問題はもっと根が深いような気がしています。

  


Posted by 珠取  at 11:02Comments(0)文化・教育

2010年10月05日

旧大島邸は現地保存を 佐賀新聞 私の主張に掲載

佐賀新聞 2010.10.5

私の主張

旧大島邸は現地保存を

小泉 知子(51) 唐津市


 旧大島邸は、解体から全面移築保存の方向で考えわれているようであるが、そこに至るまでの唐津市の対応をみる時、問題だらけの市政運営が浮き彫りになる。
 最大の疑問は、旧大成小学校を仮校舎に使用できないことである。唐津市民なら、誰もが旧大成小を仮校舎にすると思っていたに違いない。それが一番安上がりと知っているからである。
 旧大成小を早稲田佐賀中高一貫校に無償貸与を決める時点で、大志小学校の建て替えの必要性を把握していたはずの唐津市は、大志小の新築工事期間限定で旧大成小を使用する約束をなぜ取り交わしていなかったのであろうか? 旧大成小を仮校舎に使えば、旧大島邸は現地保存のため、ゆっくり時間をかけ「市民の財産」としての活用方法を話し合えたはずである。
 旧大島邸の保存を願う市民運動が起こり、唐津市長の呼び掛けで、懇話会が設置されたようだが、解体を前提に利活用を考える趣旨もまた疑問である。大志小の新築工事以前に、唐津市が旧大島邸の文化財的価値の調査を依頼し、「解体しても差し障りない」との結論で解体を決めたのなら、解体前提で利活用を考えるべきだが、市は何ら調査をしていない。
 旧大島邸の文化財的価値を市民運動によって知るという不手際で、解体前提の懇話会を招集するのは筋違いではないか。加えて、旧大島邸の全面移築保存となれば、新たな多額の税金投入が避けられない。よって、市民は市政運営の不合理で生み出された税金の負担を強いられることになる。
 唐津市は、旧大島邸の敷地内に大志小の新校舎を建築予定で、工事の間は現校舎を使用するため、仮校舎建設費用が浮くということで解体を決めたものである。それなのに、解体決定により多額な全面移築保存費用が予測されるのは皮肉な話である。しかし、文化財的価値の高い先人たちの遺産を引き継ぐのも私たちの大切な役割である。
 私は、旧大島邸の現地保存を強く要請したい。度重なる不手際に押し出されるように、解体移築保存の方向で進もうとしでいる中で、旧高取邸、旧唐津銀行、旧大島邸が三位一体となり、文化遺産として高い評価を受け、点でなく面でとらえた文化遺産となれば、唐津市民の誇れる財産となろう。
 私たちは、正しかった原点に立ち戻り、議論を重ねることを市に根気強く要望しなければならないのではないか。旧高取邸、旧大島邸がそれぞれの場所にある意味を知ることこそが、後世に伝えていくべき私たちの使命だと思う。  (自営業)





明日はいよいよ最後の懇話会が開催されます。
10月6日 13:30~15:30 志道公民館
公開懇話会なので傍聴したい方はどうぞお出かけ下さい。

  


Posted by 珠取  at 19:48Comments(0)文化・教育

2010年10月05日

明日は大島邸の活用を考える懇話会

いよいよ懇話会も4回目となりました。

明日10月6日午後1時30分より志道公民館で開催されます。

公開懇話会ですので傍聴できます。

前回までに懇話会では大島邸全体の移築保存が決議されました。
明日はその移築先が検討されると聞いています。

お時間の許される方、是非この目で大島邸がどのように議論されているか
懇話会に参加されては如何でしょうか。


しかし、ここでは大志小学校の設計変更に関しては話が出ないと思います。
移築してまで保存しなければならない唐津にとって大切なお屋敷であるということは懇話会では意見が一致しているようです。ならば移築しないで保存できないものか。移築は次善の策。現地保存が出来るのであればそれが一番。
その為には学校の設計を見直す必要があります。経費的にも今の設計では無駄が多い。もっとシンプルにすれば子供達の安全も保たれます。皆さんはどうお考えなんでしょうね。  


Posted by 珠取  at 18:17Comments(0)文化・教育

2010年10月02日

海辺の祭典のチラシに大島邸の写真が!

市報と一緒に配られた一枚の紙。

モノクロでしたが裏面を見たらイベント内容の写真に見たような写真が。
そうです。大島邸の写真です。

Photo Gallery  10:00~15:00
閲覧無料
唐津が誇る明治建築の写真展
場所はMAP① 唐津東港南岸壁の玄海ヤンマー



主催は
唐津市・唐津みなとまちづくり懇話会元気再生事業実行委員会

お問い合わせ
唐津市みなとまちづくり室
minato-machidukuri@city.karatsu.lg.jp


詳しい内容は裏面またはwebをご覧下さい。
「キャッスルベイ」「検索」

まだヒットしませんが。こんな感じ。








主催である唐津市が企画したイベントなのでしょうか。大島邸を取り上げていただいているようですが。
一体今後大島邸はどうなるのでしょうね。
9月議会に大島邸のこと議題になったんでしょうかね。
懇話会では移築保存と決まったようにも聞きますが。

10月6日13:30~15:30 志道公民館での最後の「大島邸の活用を考える懇話会」では移築先について話し合うとも聞いています。

大志小学校の設計変更をしての大島邸の現地保存は全くあり得ないのでしょうか?

最終的に決定するのは市長さんでしょうけどね。
行政や議会のメンツを保ちながらとなると凄いエネルギーが必要になると思います。
頑張れ!市長。
  

Posted by 珠取  at 19:55Comments(0)文化・教育

2010年09月29日

大島邸が全国まちづくり会議2010in熊本に

大島邸の保存する会の方から聞きました。

10月9.10日 熊本で開催される全国まちづくり会議に一区画エントリーされるそうです。

お近くの方はぜひ覗いてみてください。

http://jsurp.net/zenmachi/zenmachi2010_chirashi.pdf より引用




昨夜、関東にいる親戚のおじさんおばさんが尋ねて見えました。

大島邸を残す会が始めた署名に尽力していただいたのでお礼を述べると、
「東京の方は大島邸随分と騒いでいるのに、唐津に来て聞いてみても誰も知らないって言うのよ。」

ちょっとショックでしたが、仕方ありません。
行政にお世話になっている律儀な人たちは決して行政に意見するようなことはしないのでしょうから。
  

Posted by 珠取  at 20:18Comments(0)文化・教育

2010年09月28日

佐賀新聞の論説に旧大島邸問題が取り上げられる。

佐賀新聞の論説です。
http://www.saga-s.co.jp/news/ronsetu.0.1732159.article.html

旧大島邸問題 官民一体でさらに議論を(9月25日付)
 保存か、解体か、唐津市民の大きな関心事となっている旧大島邸問題は、活用策を考える懇話会が「建物全体を移築保存」という結論を出し、来月、市に提言する。隣接する小学校改築を推進する市当局と、文化財保存を求める市民有志の、双方が「顔の立つ」結論だが、これで一件落着とするのではなく、財源問題と保存後の活用法など官民一体のさらなる議論を期待したい。

 緑豊かで閑寂な西城内の一角にある旧大島邸については、隣接する大志小が耐震強度問題で全面改築されるのに伴い、市当局が改築の一部用地として解体方針を打ち出した。

 昨年3月から市議会で議論されてきたが、重要政策で市民の意見を聴くパブリックコメントなどもなく、多くの市民が実態と経緯を十分知らなかったようだ。

 それが昨年冬、市民有志で旧大島邸を残す署名運動がわき起こり、次第に運動の輪が広がっていった。

 坂井俊之市長は今年6月議会で、市民を交えて活用を考える懇話会設置を表明し、12人で構成する懇話会が8月から計3回開かれた。

 ここで出た結論が「建物全体の移築保存」。大志小の新校舎建築計画を優先させる一方、旧大島邸を解体し移築保存する。校舎改築を推進する市当局に異存はなく、市民有志も現地保存こそ通らなかったが移築保存で、ともに面目を保てた。

 しかし、これで万事落着では決してない。新たな課題もみえてきた。

 一つは、移築保存がどう行われるか。移築候補地や活用法などは、最終会合となる来月6日の懇話会で協議する。文化財的価値の高いことが建築史学会で立証されただけに、移築には周到な準備と多額の費用が予想される。

 17日の3回目協議で、移築場所を「旧高取邸(北城内)近郊」とする意見が出たほか、移築後の活用方法も「市民が自由に活用できる場とする」ことで一致したが、どう活用していくのか具体的プランはこれから内容を煮詰めなければならない。

 旧大島邸は、専門家の言葉を借りれば「明治期の近代建築を伝える貴重な遺構」で、全国に誇れる文化遺産である。国指定重要文化財「旧高取邸」などと並び有力な観光資源になり得るため、唐津を訪れる観光客が滞留し、商店街を含む経済活性化につながるよう移築場所も考慮する必要があろう。

 唐津市民にとっては貴重な建物保存にとどまらず、移築後は旧大島邸の所有者であった大島小太郎の遺徳を顕彰し語り継ぎ、その意義を全国に発信することが重要である。

 大島は旧唐津銀行頭取で、海岸道路の建設、唐津鉄道の実現、唐津港の開港など、唐津市の社会基盤整備の礎を築いた。その功績を広く後世に伝えることは、ひいては旧大島邸の価値を高めることにもつながる。

 唐津市では今、市内の誇れるヒト、モノ、地域遺産などの資料収集を、編さん委員会が進めている。この機会に、大島ら偉人と誇れる遺産を副読本などにまとめ、小学時代から郷土の知識を身に付けさせることを考えてはどうだろう。同時に、これからも市民と行政が心を一つに、旧大島邸のあるべき姿の議論を続けてほしい。(吉富正憲)

吉富さんが書かれているように、大島邸を通してこれからの唐津の人たちが唐津の歴史を知る場所として大島邸を活用できたらと思います。
(保存できたらの話ですが。)
  

Posted by 珠取  at 15:41Comments(2)文化・教育

2010年09月27日

はじめに

昨年来、唐津市では大島邸を保存しようという市民運動が起こりました。

市では「旧大島邸の活用を考える懇話会」が開催され、10月6日が第4回目最後の懇話会になります。

懇話会では移築保存という方向に決定したと聞いています。

しかし、懇話会には強制力はないと思います。
市がどのように受け入れるかで決定します。


また、大志小の改築(新築)工事もスケジュール通りに進められていくと7月の学校便りに書いてありました。
大志小学校のサイトを覗いてみますと、校舎改築のスケジュールが載っていました。
http://www2.saga-ed.jp/taishi/gakkoudayori/gakkoudayori22%202010.pdf

次の号には校舎改築の概要が掲載
http://www2.saga-ed.jp/taishi/gakkoudayori/gakkoudayori23%202010.pdf




これら一連の経緯はこちらをご覧下さい。

Yahooブログでも同じようなことをUPしていますが、このブログではもっと深いところまで踏み込めたらと思っています。  

Posted by 珠取  at 12:19Comments(2)文化・教育