2010年10月25日

大島邸 まだ釈然としない

世間をお騒がせしております大島邸問題。

「大島邸の活用を考える懇話会」では移築保存と決定。
市長に報告書を提出し、それに対し市長は来年度に移築場所や財源、活用法などを考える「基本構想検討委員会(仮称)」を、市民や建築の専門家、市職員らで発足させる考えを示し、「3年以内の着工を目指したい」とした。(朝日新聞)
ということで今はおさまっているようですが、果たして議会が承知しているのでしょうか。

私が4月5月と市に出した手紙(市は要望書としておられる)に対する回答が9月に届きました。

要望内容
大島邸を現地保存できるよう、大志小学校改築計画を変更すること

要望回答書
 大志小学校は校舎建設から55年を経過しており老朽化が著しく、耐震診断の結果、崩壊の恐れがある危険な建物であると診断されております。また、運動場も極端に狭く、教育環境の改善が急務となっているものでございます。
 一方、旧大島邸の今後の活用につきましては、「旧大島邸の活用を考える懇話会」において、広く意見を伺うことにしておりますので、ご理解の程お願いいたします。
(唐津市長  担当課:教育委員会 総務教育課)

私は大志小学校設計変更を訴えたんですが、それに対しても懇話会に任せなさいとの回答。この度の懇話会では移築保存という方向性だけが認められたわけで、学校設計変更に関しては、もう触れないで諦めなさいと言うことと受け止めました。

どうも腑に落ちない。


保存運動を始めた昨年の11月。もっと早く保存運動が起これば何とか仕様があったのにという声も耳にしました。
果たしていつ言うチャンスがあったのか探るべく、大島邸関係のこれまでの経緯をメモしてみました。(修正版)
http://tamatorijisi.web.fc2.com/oosimamemo.html
知るチャンス、聞くチャンスが果たしてあったでしょうか。


大島邸 まだ釈然としない

当初は南北に長い敷地に南北に長い校舎を建てる設計であったところ、校舎は南向きでないといけないと言う意見が出て、設計変更されてこのような複雑な構造になったと聞きます。複雑になれば建設費もふくらみ、耐震に対する補強もそれだけ増え、何はさておき不審者などに対する管理、生徒の安全面に対する対策が必要になります。(教育委員会はこれに対して各教室にインターホンを設置するとして問題解決したとしております。おかしな話です。)

本当に市はこれで良いと思っているのでしょうか。
PTAは何故黙っているのでしょうか。
私は未だに腑に落ちません。
もうこれに関しては口を閉ざさねばならないのでしょうか。


大島邸を保存する会がポストカードを作りました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ismarchism/61239529.html
当店でもご用意しております。ご来店をお待ち申し上げます。


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Posted by 珠取  at 12:21 │Comments(0)文化・教育

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